クレジットカードの国際ブランド


クレジットカードの国際ブランド_アイキャッチ
カード1枚で買いものやサービスの提供が受けられるクレジットカードですが、カードを発行する会社とは別に提携する国際ブランドが存在します。国際ブランドと提携していないクレジットカードは発行国外では事実上利用できず、どの国際ブランドと提携しているかはクレジットカードを選ぶときに重要なポイントの1つです。今回は、クレジットカードの国際ブランドについて見てみましょう。

クレジットカードの特徴と類似するサービス

クレジットカード(英語: Credit card)とは、商品を購入するときに利用される決済(支払い)手段の1つです。一般にクレジットカードと言えば、固有の契約者の番号をはじめとする各種情報が記載もしくは記録されているカードのことを言います。クレジット(credit)とは信用や信頼を意味する言葉であり、転じて後払いやつけ払いを意味します。分割払いに対応しているものをクレジットカード、一回払いのものをチャージカードと呼ぶこともあります。後払いが基本となるクレジットカードに対して、即時払いのカードは、デビットカードと呼ばれ、アメリカでは広く普及しているものの、日本ではこれからの普及が期待されています。

世界の7大国際ブランド

クレジットカードは発行国以外でも利用できる便利な仕組みですが、その便利さを支えているのが国際ブランドです。国際ブランドとして知られているのは長らくVISAやマスターカード、ダイナースクラブをはじめとする6大ブランドでしたが、近年では中国の急激な経済発展にともない銀聯カードも加えた7大国祭ブランドとして知られています。7大国際ブランドのそれぞれの特徴を、大まかに見てみましょう。

Visa(ビザ)

国際ブランドの代表格であるVisa(ビザ)は、世界的に見るとMasterCardと並ぶ2大ブランドの片一方です。しかし日本国内ではJCBの後塵を拝しており、JCBに次ぐシェア2位を占めています。当初はVISAジャパン協会(VJA)のみがカード発行及び加盟店の開拓を担当していましたが、1987年のスペシャルライセンシー制導入によってVJ協以外の銀行系や信販系・流通系をはじめとする多くの企業と提携をおこない、シェア獲得に努めています。

MasterCard(マスターカード)

VISAと並ぶ2大ブランドであり、ヨーロッパ圏に強いと言われていましたが、現在ではVisa Masterカードとして相乗りをしているため、顕著な差はないと言えます。日本国内では、非銀行系のカード会社へのブランド供与などにより、積極的な進出を図っています。

American Express(アメリカン・エキスプレス)

「アメックス」の通称で知られるアメリカン・エキスプレスは、カードのグレードに合わせ用意された豊富なサービスが特徴です。アメックスのカードのグレードは入手しやすいほうから順に「ゴールドカード」、「プラチナカード」、「ブラックカード(正式名称は「アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード」)」と並び、グレード制度の生みの親とも言われています。日本ではMUFGカードとクレディセゾンに対してもライセンス供与をおこない、自社加盟店と提携する提携先のJCBの加盟店で利用できるのが特徴です。

JCB(ジェーシービー)

ここまでの国際ブランドは全て欧米圏が発祥でしたが、JCBは国際ブランドではじめてのアジア圏から誕生した国際ブランドです。銀行口座からの自動振替を実現するなど、長らく日本のクレジットカード業務を開拓・牽引してきただけではなく、アジア各国を中心に加盟店を増やし、韓国や台湾、香港、シンガポール、マレーシア、タイなどではVISAやMasterCard並みの加盟店があるのが特徴です。欧米圏ではAmerican ExpressやDISCOVERとの提携をおこない、国際ブランドとしての評価を固めつつあります。

Diners Club(ダイナースクラブ)

ダイナースクラブはアメリカではじめて汎用型のクレジットカードを発行したとされる国際ブランドです。入会時には高い属性が要求されることや、限度額の設定がないことなど、ステータスが高いブランドの1つとされています。日本国内ではJCBと加盟店開放契約(Amexと同様、完全開放ではなくオプション扱い)を締結して北米地域・日本における利用可能店を拡大しています。

DISCOVER(ディスカバーカード)

国際ブランドの中で唯一日本国内の会社から発行されていないのが、DISCOVERです。北米大陸を中心にカード会員数5千万人、加盟店4百万店以上を誇り、JCBと中国銀聯と加盟店を相互開放することでアジア地域での利用可能店を急速に拡大しています。

中国銀聯(ちゅうごくぎんれん)

中華人民共和国を中心に広がっている決済ネットワークシステムであり、クレジットとデビットカードの2種類があるのが特徴です。中国以外にも世界の主要国のうち約20カ国で利用可能であり、VISA/MasterCard/JCBの複合カードであれば、当該ブランド加盟店での利用も可能です。

おわりに

よく知られているVisa/MasterCardやJCBをはじめ、一口に国際ブランドと言ってもそのサービス内容は実に様々です。カードを申しこむときに国際ブランドを選べるのであれば、どの国際ブランドを利用するかも重要なポイントといえるでしょう.

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